リクルートエージェントとマイナビエージェント、どっちを使うべきか、両者の明確な違いをご存知でしょうか。
女の転職はライフスタイルの変更など複雑な要素が絡むイバラ道です。
できればより女の転職に強い転職エージェントを選びたいですよね。
そこで転職経験アリ、ブラック企業をへて現職で役員サポート事務(秘書)をしている私の視点でリクルートエージェントとマイナビエージェントを徹底的に比較してみました。
社内会議で報告できるレベルでまとめましたので、ぜひ転職エージェント選びの参考にしてください。
※マイナビのプロモーションを含みます。
リクルートエージェントとマイナビエージェント比較表
リクルートエージェントとマイナビエージェントのサービスをまず一覧にして比較してみました。
リクルートエージェント | マイナビエージェント | |
運営会社 | 株式会社リクルート | 株式会社マイナビ |
運営会社の資本金 | 6億4,335万円 | 21億210万円 |
公開求人数 | 88,140件 | 14,159件 |
非公開求人数 | 183,251件 ※6/11時点 | 全体の80% |
女性向け転職サイト | なし | woman will |
キャリア面談は土日対応? | 土日平日 時間問わず 希望日優先 | 土曜のみ |
電話面談 | 可 | 可 |
強い業界 | 特になし オールマイティ | 団体職員・準公務員系 IT業界 |
拠点数 | 16カ所 | 7カ所 |
サポートの特徴 |
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公式HP | https://www.r-agent.com/ | https://mynavi-agent.jp/womanwill |
※2019年6月時点 公式HPの表記に基づく比較表です。
会社の規模は単純比較できませんが、公開求人量からしてもリクルートエージェントが上、という感じでしょうか。
紹介してくれる求人で比較!リクルートエージェントとマイナビエージェントどう違う?
求人についてリクルートエージェントとマイナビエージェントを比較してみました。
それぞれの転職エージェントの公開求人の数です。
地域 | リクルートエージェント | マイナビエージェント |
北海道・東北 | 北海道:2,307 東北:5,918 | 491 |
関東 | 46,960 | 8,004 |
東海 | 17,324 | 1,306 |
北信越 | ※東海と合算 | 389 |
関西 | 9,767 | 3,224 |
中国・四国 | 4,641 | 572 |
九州・沖縄 | 4,405 | 609 |
海外 | 63 | 69 |
この取扱求人の差からわかることは
- 求人の数なら圧倒的にリクルートエージェント
- 首都圏の転職ならリクルートエージェントとマイナビエージェントを両方使う
という結果です。
求人の数なら圧倒的にリクルートエージェント
公開求人の数で比較して、リクルートエージェントが圧倒的に数で上回っています。
内訳でみると、地方のだと名古屋を含む東海エリアではマイナビエージェントもリクルートエージェントにわずかに遅れをとる程度。
ですが関西を含む西日本エリア、九州四国エリアの求人数は圧倒的にリクルートエージェントです。
未経験OKから転勤なしの首都圏勤務など、幅広い条件の求人を数多く取り揃えられるのはそもそもの取扱求人量が多いからこそですね。
数では間違いなくリクルートエージェントです。
首都圏求人ならリクルートエージェントとマイナビエージェント両方使う
リクルートエージェントとマイナビエージェント、実は東京の面談場所はとても近いんですよね。
リクルートエージェント | マイナビエージェント |
〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー | 〒104-0031 東京都中央区京橋3-7-1 相互館110タワー4F/9F/10F |
JR東京駅 八重洲口 徒歩3分 東京メトロ銀座線 京橋駅 徒歩5分 | 東京メトロ銀座線 京橋駅 2番出口直結 都営地下鉄浅草線 宝町駅 A4出口より 徒歩3分 JR東京駅 八重洲南口 徒歩5分 |
休日なら1日に両方いける距離です。
リクルートエージェントにはない手堅い案件をマイナビエージェントは持っていることがあります。
首都圏の求人なら、量のためにリクルートエージェント、質でマイナビエージェントというように両方使うのがベストです。
マイナビエージェントは数ではリクルートエージェントに劣りますが、少数でも求人を取り扱っている企業とは信頼関係が深く、親密な付き合いをしていることが多いです。
どちらも業界としてはIT業界、金融、すべての業界で必要とされる営業の取扱が多くなっていますが、これは社会的にIT化が進んでいるためですね。
転職エージェントの得意分野とは言えません。
- 多くの求人案件を保有している リクルートエージェント
- 首都圏で仕事を探している リクルートエージェントとマイナビエージェント
リクルートエージェントとマイナビエージェントをサポート内容で比較
リクルートエージェントとマイナビエージェントの転職サポートの流れを比較。
親身で丁寧なのはどっちか、気軽に相談できるのはどっちか調べてみました。
- 気軽に相談できる リクルートエージェント
- 親身で丁寧な相談対応 マイナビエージェント
転職サポートの流れを比較
比較表にしてみると基本は大差ありません。
担当者のサポート体制が大きな違いです。
リクルートエージェント | マイナビエージェント |
①サービス申込 | ①サービス申込 |
②利用開始の連絡 | ②キャリア面談 |
③キャリアアドバイザーと面談 | ③求人紹介 |
④求人紹介・書類添削 | ④応募(推薦状あり) |
⑤応募・書類先行・面接対策 | ⑤面接(企業側からのフィードバックあり) |
⑥内定 | ⑥内定 |
⑧アフターフォロー 給与交渉・退職交渉 | ⑧アフターフォロー 給与交渉・退職交渉 |
業界・地域専任制 | 業界・地域専任制 |
気軽にキャリアアドバイザーに相談できるのはリクルートエージェント
キャリア相談に気軽に行くならリクルートエージェントに軍配です。
リクルートエージェントは、まず相談したいという要望にも応えてくれる転職エージェントです。
相談にいって、今は転職しないほうがいいとキャリアアドバイザーが判断したら転職を止めてくれます。
転職しないリスク、転職するリスク、両方客観的に教えてくれる感じですよ。
ただ利用者も多く、忙しいのかキャリア面談はさっぱりしがち。
自分のやりたいこと、欲しい情報がはっきりしている人にはリクルートエージェントのキャリアアドバイザーくらいのさっぱりしたお付き合いがちょうど良いですね。
リクナビNEXTでスカウトサービスも充実しており、自分で転職活動をする用意が整っているせいもあるようです。
リクナビ系列のスカウトサービスは、リクナビNEXTのサービスです。
親身で丁寧な相談対応、サポートならマイナビエージェント
対してマイナビエージェントは利用者にがっつり向き合う対応です。
取扱求人が少数精鋭なので、しっかりと話し合わないとミスマッチになってしまう可能性が高いからです。
丁寧な相談で転職希望者の希望をしっかりと聞き取り、採用したい企業と転職希望者をぴったりマッチングすることを重視しているので、転職サポートを綿密にして欲しい人はマイナビエージェントがいいでしょう。
リクルートエージェントとマイナビエージェント 女の使い分け
リクルートエージェントとマイナビエージェント、それぞれ特徴がはっきりしてきました。
一概にどちらが女の転職向き!とは言えないので、比較した結果から転職希望タイプ別にどちらがおすすめかまとめてみました。
キャリアや経歴、資格に自信ありのタイプはリクルートエージェント
どこへ行っても食うに困らないキャリアを積み重ねている貴女。
結婚だけじゃ女の人生じゃない、着実にキャリアアップしたい人にはマイナビエージェントよりはリクルートエージェントが合うでしょう。
なぜならリクルートエージェントは多くの転職者を見ており、さらに企業からの要望も多く集まっています。
たくさんの求人案件と多くの企業と取引があるからこそ、貴女のキャリアの際立つ点を見つけてもらいやすいんです。
今あるキャリアをどんどんブラッシュアップしていきたい人はリクルートエージェントで条件にあう求人をたくさん紹介してもらい、徹底的に比較してみてください。
リクルートエージェント登録時にリクナビNEXTに同時登録すると受けられるグッドポイント診断もぜひやってみてください。
所要時間30分の本格的な性格・適職診断です。
キャリアに自信があるならこちらの転職サービスもおすすめです。
評判からチェック!ビズリーチの転職サービスで女が知っておくべき利用メリット・デメリット
まず相談にのってほしいタイプはリクルートエージェント
今のままじゃダメだけど、転職ってどうしよう、何からしたら…?それよりわたしは転職ができるの?と不安がいっぱいの貴女はリクルートエージェントです。
まず相談を受け付けてくれるリクルートエージェントなら、これまでの経歴やキャリアにちょっと自信がなくても大丈夫。
逆に転職しない方がいい判断もしてくれますし、相談の結果貴女が転職しないという決断をしてもしつこく引き止めることはありません。
ちょっとあっさりしてそっけない、機械的だ、という口コミをよく見かけるので、とりあえず転職について相談したい!という時にリクルートエージェントです。
地方の転職案件も検討するならリクルートエージェント
今のキャリアを生かしてIターンやUターンしたいなあ、という人はリクルートエージェントを利用してください。
ご主人の転勤や、両親のことなど働く地域を地方に変えたいな、という人にリクルートエージェントです。
リクルートエージェントの強みはなんといっても全国区、圧倒的な求人取扱量です。
現実として地方での就職はなかなか数も少なく、本社が東京にある会社の支社という扱いが多いので腰を据えて働きにくいという問題があります。
リクルートエージェントならそれでも貴女の希望にあう転職先の求人を持っている可能性が高いんです。
さらにリクルートエージェントの拠点は全国16カ所。
マイナビエージェントの倍以上の拠点数です。
逆マイナビエージェントの求人量、拠点数では地方の転職には弱いと言わざるをえません。
経歴に自信がないけど転職したい、という人はマイナビエージェント
大手企業じゃなくていいし、お給料はそこそこでもいいから安定した手堅い職場で働きたい、でもあまり自分のキャリアに自信はない、そしてできれば首都圏で働きたい、という貴女はマイナビエージェントに行くべき。
マイナビエージェントは大手じゃなくとも実力のある中小企業と深い信頼関係があるのが強みです。
さらにキャリアカウンセリングを丁寧に行うと評判なので、多少キャリアや経験に自信がなくても転職先を熱心に探してもらえるでしょう。
まとめ
どちらが貴女の転職スタイルに合うか、判断はつきましたでしょうか。
- 規模が大きいのはリクルートエージェント
- キャリアをいかしてキャリアアップを狙うならリクルートエージェント
- 丁寧で親身な転職相談、サポートが希望ならマイナビエージェント
- 地方で就職、転職したいならリクルートエージェント
リクルートエージェントとマイナビエージェント、どちらかしか使ってはいけない! というわけではありません。
リクルートエージェントとマイナビエージェントについては、正直なところ一緒に使うのがベストなのでは?というのが感想です。
両方登録してみて比べてみて損はないですし、担当者との相性など会って貴女自身が実際に比較するのが1番確実です。