金融先物業界って、いろいろドロドロした欲望渦巻く世界なんですよね。
わたしは金融先物業界の営業事務をしていましたが、お金がからんだ時の人の怖さと女性関係の汚さに嫌気がさし飲食業界の事務へ転職しました。
金融先物業界から異業種である飲食業界へ転職したわたしが、
- 金融先物の営業事務の仕事でキツかったこと
- 金融先物の営業事務やめてかわったプライベートビフォーアフター
- 金融先物の営業事務の仕事からの転職成功のコツ
をお伝えします。
今のまま仕事を続けるとどうなるか、転職するとどんな人生が待っているか、あなたにも当てはまる部分があるはずです。
金融先物の営業事務をやめたいと思ってるあなた、今の仕事ずっと続けてこの先楽しく生きられますか?
転職して自分を変えてみようかな…と思った時が転職活動をはじめるベストタイミング。
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金融先物の営業事務をやめた理由
わたしは金融の知識がまったくない状態で、新卒で金融先物取引の会社に就職しました。
営業の人は見た目がヤクザ並みに強面の方や、ロレックスやオメガなどの高級腕時計をつけている上司が多く、営業事務をしていた私にはみなさんとっても優しかったです。
金融先物の業界はもう嫌だと思った仕事内容はお金と女がらみのことです。
金融先物の営業事務をしていてつらかったエピソード
実際仕事をしてみると、金融先物の世界ってえげつないなと思いました。
お客様からの電話をとるのですが、
- 泣きながら電話をかけてくる人
- いきなり怒鳴りながら電話をかけてくる人
感情的に電話をかけてくる人が多くいました。
営業事務の女子社員が電話を取って営業に取り次ぐのですが、取り次ぐ前に怒鳴られたりするので電話をとるだけで気が滅入りました。
自分が忙しい時間帯は電話を取らなくてもよかったので、他の女子社員が電話対応してくれると嬉しかったです。
お客様によっては1時間近く世間話や愚痴をきかされたり、名乗らないので営業に引き継ぐこともできず、やっと引き継げたと思ったらまたかかってきたりと、電話対応が苦痛でした。
あと、営業がアメリカでテロが起こった日の朝から、「大変です、テロがあって金の価値が大暴騰しています!買うなら今です!!」とお客様に大声でテレコールをしているのを聞いて、なにかが冷めました。まともな会社じゃないんだな、と。
一人だけ営業席に座っていると営業のかけるえげつないテレコールをずっと聞いていて嫌だなぁと思う事が多くなり、お客様の愚痴を長々と聞かされたりいきなり怒鳴られたりはメンタル的につらかったです。
あのまま続けていたら絶対鬱になっていたと思います。
女社会の複雑さがとにかくメンタルにきた
仲のいい女子社員もいましたし、直属の上司も理解がある人でよくみんなでご飯を食べに行ったりしていて、職場環境は悪くないかなあと思っていた時もあったんです。
営業が男性、女子社員が事務、という職場だったのですが、女子社員同士で営業を取り合ったり、不倫合戦があったりしました。
私は彼氏がいたので女の争いに巻き込まれずに済むかな、と思ったのですが、男性のいる営業席に座っていたせいで巻き込まれました。
他の女子社員から「営業の○○さんと仲良くしないで!」と嫉妬されたり八つ当たりされたりということがしょっちゅうでした。
電話を取り次いだり、私の後ろにある給湯器にお茶を飲みにきた男性とちょっと話したりする程度で睨まれてしまうので、本当に気が滅入りました。
5人しかいない女子社員のうち二人が一人の営業(既婚)の取り合いをしていたせいで、唯一リラックスできるはずのお昼休みもギスギスしてしまっていました。
話が盛り上がってもいきなりシーンとしたり、陰で悪口を言い合ったりはやっぱり居心地の悪さを感じます。
女の戦いをしていた一人が結婚してご主人の転勤を理由に退職したんですが、残った一人が勝ち誇ったかのような態度になったのにはうんざりしました。
お客様の中には、お土産を送ってくれたり、営業も地方帰りの人はお土産を買ってきてくれたり、みんなをご飯に連れて行ったりする優しい人もいましたが、女同士の争いが一番無駄だと痛感しました。
もともと女子中、女子高育ちなのである程度は想定していましたが、社会人はもっとひどくてびっくりしました。
金融先物の営業事務をやめて転職!就職先の決め手と生活の変化
転職先はまったくの未経験の飲食業界、フランス料理店です。
ここならやりがいがある 転職先の決め手
営業事務としての経験を生かして、次も業種をかえて事務をしようと思ったのですが、事務はお客様が見えない仕事で、直接お客様に関わる仕事でもありません。
お客様の見える仕事をしたいとおもったので全く違う飲食業界を選びました。
フランス料理店で配膳と接客を担当したのですが、ご飯を食べに来られるお客様が帰りにごちそうさま。おいしかった。ありがとう。など感謝の言葉を言っていただく事が多いなんて本当にあるんだ、と感動しました。
金融先物の事務ではなかなか言われることも聞くこともなかった感謝の言葉です。
素直に嬉しくて、お客様に喜んでいただけるように接客がんばろうと思えました。
自分で料理を作っているわけではありませんが、料理を持って行った時のお客様の嬉しそうな顔や、食後満足された顔をみると人に喜ばれる仕事は楽しいなと素直に思えました。
転職成功でガラリとかわった生活
金融先物の仕事は電車通勤だったので、満員電車が苦痛でした。
オフィス街でいろんな会社の始業時間はほぼ同じです。
毎日満員電車で通勤していて、なんでみんな同じ時間に出勤するんだろうと不思議でした。
お昼休みもいろんなお店がありますが、どのお店も昼は大混雑で待ち時間が長くてゆっくりできませんでした。
時間に余裕がある時はお弁当を作りましたが、コンビニで買うのも大行列でいつでも人がたくさんいるオフィス街は息苦しかったです。
会社勤めに比べて飲食店の出勤時間はそれほど早くないので、転職後は時間に余裕をもって自転車通勤にすることができました。
運動にもなるし、気分よく出勤できます。
飲食店なので開店前の掃除や準備などはありますが、通勤ラッシュもなくお昼もまかないがあるので気にしなくてもよく、心配ごとが減りとても楽しく開店準備ができました。
金融先物にいたときは特に悩んでいた女社会の争いも、以前の会社のように女をだしてくる人や男の人に色目を使うような人がいないので、平和でした。
お客様も常連様が多く、変なクレームを言われたり感情的になったりしないので、安心して接客ができました。
お客様に喜ばれる仕事をしていると充実感であふれ、仕事帰りにジムに通ったりする気力もわいてきて、とても満たされた性格ができるようになりました。
金融先物の営業事務からの転職 成功のためのポイント
まったくの未経験業種への転職は大変でした。
転職を成功させるための対策
未経験で飲食店へ転職するのに大変だったのが面接です。
飲食点は未経験なので、面接で自己アピールするのは難しく
- なぜ接客業を選びましたか?
- 以前は事務ですよね?
- なぜ事務を選ばないんですか?
と、どこのお店でも聞かれました。
接客の経験はありませんが、飲食の仕事を少しでも理解しようと努力はしました。
例えば、自分が外食をしたときにとてもスマートな気持ちの良い接客をしてくれた店員さんがいたのを思い出し、そのお店にしばらく通いどんな接客をされているのかを少し観察。
今までなかなかいかなかったジャンルの飲食店にも行く。
友人に夜のお店にも連れて行ってもらい接客がいいなと思った人に質問したり。
今までやってきた事務経験はほとんど生かせないし、今まで何をしてきたんだろうと思うことはもちろんありました。
でも人間関係に疲れ、見えないお客様からの電話攻撃をうけるなら、見えるお客様に対峙したいとの思いが強かったので転職活動をのりきることができました。
転職活動の注意点
これから転職しようと思っている人に伝えたいことがあります。
女の転職 面接できかれてがっかりしたこと
一番は、結婚の予定はありますか?結婚しても仕事は続けますか?と聞かれ、女は結婚したらやめるものだと思われているのがショックでした。
接客業なのである程度若い人の方が重宝されますが、年齢がいくとバカにされてるような雰囲気のお店もあって、女は若さと見た目ばかりが重視されるのか、と思い知りました。
転職をまよっている貴女に伝えたいこと
転職って一大事です。
でも無理かどうかは、やってみてから決めても遅くないです。
私は営業事務をさせてもらいいろんな営業やお客様と接する中で、直接お客様に関わりたいと思ったので飲食業を選びました。
飲食業でも事務仕事はありますし、接客以外にも厨房で料理を作る人もいます。
一つの職種にもいろんな方がいるからお店が成り立つので、自分がその中のどれができるかはやってみないとわからないと思いませんか?
私は対応のいい店員さんに感謝をしたのがきっかけで接客行を選びましましたが、お店の中には食品を管理して発注されたり、電話で予約を受けてくれたりいろんな仕事があります。
まずは、挑戦してみてください。
無理かどうかは挑戦してから決めましょう。
まとめ 仕事とは生活を潤すためのもの
金融業界は難しい。女の戦いは恐ろしい。
金融先物業界から未経験の飲食店へ転職して実感したことです。
事務職から接客業に転職して、わたしは人に接する楽しさを知りました。
わたしにとって仕事とは生活を潤すためのものです。
人生そのものを楽しくするためには、嫌なことを我慢する仕事ではうまくいかないんです。
だから仕事で汚いものをみてしまうならやめること。
貴女の仕事は、あなたの生活を潤しています?逆に生活がカラッカラに乾いていませんか?
迷っていられるなら、今はまだ貴女にも余裕があるのでしょう。
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