前職調査、知っていますか?
転職活動している時、あるいは内定後に、企業から貴女が前に在籍していた会社に連絡がいくことです。
やめる会社に新しい勤め先を知られるなんてゾッとしませんか?
わたし、総務部関連の仕事で採用業務にも携わっていたことがあり、転職も経験したので前職調査についてはちょっと詳しいんです。
- 新しい職場から前の会社に連絡されたくない
- 前の会社に転職先バレたくない
という人はこの記事を読んで安心してくださいね。
前の会社に問い合わせ 前職調査とは
まず前職調査とは何かというと、貴女が過去に在籍した会社に、転職先の企業が連絡することです。
採用の段階で過去在籍した会社に連絡することをも前職調査。
前職調査とは貴女についての確認
前職調査が何を目的にされるかというと、貴女という人間についての確認です。
- 御社に〇〇という人はいましたか?働いていましたか?
- どんな人間ですか?なぜ辞めたのか
- 問題を起こしてクビにした人物ではないか
- 〇〇さんは…という職務を担当していたんですよね
など貴女を採用するにあたって企業が行う身辺調査のようなものです。
前の会社の上司に連絡がいくとか、人事部に連絡がいくとか、会社の誰に連絡するかは企業の方針によって様々で決まってはいません。
また、貴女が過去に行なっていた実務の確認のため、ということもあります。
貴女のスキルに注目して採用する場合、本当に実力があるか確認したい、という目的です。
前職調査はどこまでさかのぼって確認する?
2〜3社やめているけど、前職調査ってどこまでさかのぼって確認するの?と思われますよね。
前職調査は風習のような側面があるので一概にどこまで確認すると決まっているわけではないんです。
相当な理由があるとかなりさかのぼって確認する、ということもありえますが、そこまで疑う場合はそもそも採用しないはず。
転職活動で、大学にまで在籍確認するまでさかのぼることはほぼありません。
実際に前職調査をする会社は少数 気をつけるポイント
なんか嫌ですよね、前職調査。
わたしも転職したときは前職調査についてウワサ程度にしか知らなかったのでとても怖かったです。
元上司はわたしについてなんて答えるんだろうという不安。
それと転職先の企業がわたしの何を聞いたのかわからない、という不安。
絶対前職調査なんかされたくないですよね。
安心してください。個人情報保護の法整備が整ってきた今、前職調査はほぼ行われません。
前職調査は個人情報保護法がなく、転職する人もとても少なかった昭和の時代の話です。
とはいえ、前にいた会社に連絡をとらざるをえない事態が起きかねないこともあるんです。
前職に連絡をとらなくていいように
- やめる時に手続きをしっかり終わらせておく
- 職務敬礼期初、保有資格の内容を正確に書く
- 退職理由を盛らないこと
の3つは最低限注意してください。
対策 やめる時にしっかり手続きを終わらせておく
まず、健康保険、厚生年金保険などの労務関係で、前に勤めていた会社に連絡が行くことはありません。
万が一前の会社の手続きが遅く、新しい会社での事務手続きが進まない場合も、連絡は役所を通して催促がされます。
早く必要な作業をしなさい、という連絡なので貴女の勤め先がバレることはありません。
やめる時に貴女ができることは
- 離職票をもらう
- 当年度分の源泉徴収票をもらう
という手続きをしておくこと。
また前の会社の人には郵送物の届け先を連絡しておきましょうね。
対策 職務経歴書、保有資格の内容は正確に
書類に書かれているスキルや資格、職務経歴について企業側が疑問をもてば、まず面接時に貴女に質問があります。
そこできちんと答えられるようにしておいてくださいね。
また資格については合格証書や結果通知など、証拠となる書類はすぐ出せるように用意しておいてください。
対策 退職理由を盛らないこと
必要以上に円満に退職したようにみせるのは、建前だとしてもやめておきましょう。
- 引き止められ惜しまれつつやめた
- 今でも仕事の連絡がきます
というみえっぱりはダメですよ。
前の会社と信頼関係があるなら大丈夫か、と思われてしまうと気軽に連絡されかねません。
前職調査をさけるには転職エージェントを利用する
前職調査は古い習慣です。
今そんなことをしている会社はほとんどないといって問題ないでしょう。
でも前職調査をするようなブラック企業に応募してしまう危険もありますよね。
前職調査をするような企業にうっかり応募したくない、という場合転職エージェントを利用するという手があります。
転職エージェントで前職調査を回避できる理由
貴女を採用する側の企業になって考えてみましょう。
できるだけいい人を採用したいですよね。でも前職調査は時間も手間もかかります。
そこで転職エージェントに人材採用を依頼すると、
- 職歴、保有資格について疑問があれば転職エージェント経由で質問できる
- 人となり、人物像についても転職エージェントに聞ける
- 採用者の退職サポートもしてくれる(前の会社の事務もれをある程度防げそう)
というメリットがあります。
また、利用する貴女は転職エージェントを利用することで、人の過去を探るような人の悪い会社を避けられる可能性が高くなるというメリットがあります。
転職エージェントは、企業風土や文化をチェック、内部事情についても調べて教えてくれます。
取引先企業をきちんとチェックしている転職エージェント
取引先企業をチェックしています公式HPに明記している転職エージェントをご紹介しますね。
前職調査が本当に嫌だという人は、こちらの転職エージェントを利用してください。
企業に直接訪問している 取引先との深い信頼信頼関係もし今上記以外の転職エージェントを利用していたとしたら、担当者に一言伝えておいてください。
前職調査、しないですよね?と一言釘をさしておきましょう。
ちゃんと答えてくれる担当者なら一安心です。
まとめ
前職調査は令和の時代、やれらることはまれです。
ただし昭和という比較的近い時代の習慣であることに加え、人のやることなので絶対ないとは言い切れないのが実情です。
できるだけ前職調査されないように、
- 退職時やるべきことをきちんと手続きすること
- 転職エージェントを介して転職活動すること
という2つの手段をあわせて使うことが対策です。
前の会社に連絡されるかもって、なにも後ろめたいことがなくても嫌な気分になりますよね。
できるだけ不安をもたずに転職活動に専念するため、転職エージェントをうまく利用してください。
企業ときちんと連絡を取り合えるJACリクルートメント、マイナビエージェントならより安心。
他の転職エージェントを利用していたとしても、担当者にひところ前職調査が不安なこと、前の会社に問い合わせされたくないことを伝えておきましょう。
さあ、あたらしい生活まであと少し!貴女の努力が結実するよう、このサイトを通して応援しています。