もう疲れた、無理、仕事やめたいって思ったときって「次の仕事を見つけてからやめましょう」とか「空白期間はマイナスです」っていう他人の意見ばかり耳にはいってきて不安になりませんか。
やめたくて仕方ないのに、次に働くところを決めてからじゃないといけないのか、やめるための手続きを調べて誰にも迷惑かけないように手順を踏んで…
こういうアドバイスって不安になるんですよね。
次の仕事が決まっていないのに会社をやめる時、知っておかないと損どころか生活がきつくなってしまうチェック事項があるんです。
ここを押さえておくだけで、次の仕事がきまってないのに辞めざるをえない不安が安心にかわります。
次の仕事が決まってない!でもやめる時の必須確認事項
どうしても次の仕事が決まってないうちに仕事をやめなくては行けなくなった時、絶対知っておきたいのが制度のこと。
知らずにいると失業期間があっという間にすぎ、もらえるお金やサービスを受け取れないことも。
きっちりチェックしましょう。
失業保険はいつから?手続きと貰い方
仕事を辞めた場合、失業保険はいつからいくらもらえるのかまず確認してください。
失業保険は
- 金額:今の職場で働いていた給料の額
- 期間:年齢と働いていた期間(雇用保険の加入期間)
で決まります。
さらにいつからもらえるか、は
- 自己都合退職:やめてから3ヶ月経過後
- 会社都合退職:7日経過
となっています。口座振込で受け取ることになるので、厳密にはもっとあとからになります。
やめる前に確認しておきましょう。
パワハラやセクハラ、超過労働で辞めた場合、自己都合退職が会社都合退職にくつがえることもあります。
証拠が必要になるので、手帳の記録や録音、勤怠関連の情報は自分でもしっかり管理してください。
退職金の確認 いついくら振り込まれる?
今いる会社の就業規則を確認し、退職金がもらえるか確認してください。
一定年数勤務していて、社会保険料が給与からひかれていたのであれば数十万円はもらえることがほとんどです。
- 確定拠出年金に加入
- 退職一時金の定めがない
こんな場合は退職時にとくに会社からもらえるお金がありません。
ともあれ、やめる会社から退職時にもらえるお金はどのくらいあるのか確認しておきましょう。
健康保険は延長できる
一般企業をやめて困るのが健康保険。
会社をやめると、普通は保険証を返さないといけません。
やめた後健康保険はどうなるかというと、選択肢は3つ
- 他の家族の扶養に入る
- 国民健康保険
- 健康保険任意継続制度をつかう
とくに知っておきたいのが③
保険料はかかりますが、やめる会社の健康保険を引き続き利用することができるんです。
失業期間が短かい予定なら任意継続のほうがおトクかもしれません。
住んでいる都道府県によっても保険料率が違うので、やめる前に一度チェックしてみてくださいね。
次の仕事が決まってないけどやめる!生活費を計算
社会制度でどのくらいのお金がもらえるかがわかったら、次は自分でなんとかできるお金を計算してみましょう。
無職でどれくらい生きられるかを計算する
仕事がなくてもどれくらいの期間生きられるかは、
- 必要経費をできるだけ下げる
- 用意できている金額を知る
の2点にかかっています。
家賃や保険料などの固定費
一人暮らしをしている場合、固定費として家賃は絶対かかりますよね。
また生命保険料もできれば継続して払いたいものです。途中解約すると損してしまうことが多いので。
携帯代などもふくめ、最低限の生活に必要な金額はいくらなのか計算しましょう。
意外と生活費がかかるな、と思った場合、あせらず節約方法を考えましょう。
- 実家に帰る
- シェアハウスに引っ越す
- 家賃の安い地域へ引っ越す
引っ越すならできるだけ仕事があるうちにすませておくのが吉。やめる予定でも仕事があれば部屋が借りられます。
用意周到にいきましょう。
貯金額
貯金、ありませんか?
仕事でいそがしいと口座残高の確認もできていないことも珍しくありません。
今いくらの貯金があるのかしっかりと計算してみてください。
- 定期預金
- 外貨預金
- 投資信託
意外とバカにできないのがクレジットカードのポイント。
コメなどの食料品に変えられるほどポイントが溜まっていたりしますので、貯金額として計算にいれてください。
次の仕事をいつまでに決めればいいか知っておく
ここまで出した金額で、今あなたにどれくらいのお金があって、それをどのくらいの期間で使うかが計算できるはずです。
半年猶予があるのか、はたまた3ヶ月以下か、人によって違いはありますが、これで貴女の猶予期間が決まりました。
次の仕事が決まっていないうちにやめても、いつまでに仕事を見つければいいのかはっきりしたはずです。
「あ、数ヶ月はゆっくりできるんだ」
もしちょっとホッとしたなら安心して仕事をやめましょう。あなたは疲れています。
なにもない期間を有効に使って次の仕事を探す
次の仕事がきまってないのに仕事をやめたって、何も悪くありません。
なにもない期間を有効に使って次の仕事を探せばいいだけです。
仕事にもとめる事項をはっきりさせる
仕事をやめた、なんのしがらみのない状態で考えてみてください。
- どういう仕事なら安心して働けるか
- 給料がいくらの仕事が必要か
- 今後どんな人生を歩みたいか
- 譲れない条件は何か
仕事で忙しく、お客様や上司の監視の目に囲まれていた時はゆっくり考えられなかったでしょう。
とにかくやめたい、と思った気持ちをゆっくりと癒して、自分が本当に必要としていることを見極めてください。
仕事に役立つ資格をとる
もし理想を叶えるために必要だと思ったら、資格をとりましょう。
むやみやたらと資格をとるのは時間とお金の無駄なのでおすすめしませんが、簿記やマイクロソフトオフィス検定はどの仕事にも必要とされるスキルです。
とっておいても邪魔にはなりませんので、なにか資格をと考えているひとには簿記とマイうろソフトオフィス検定をおすすめします。
転職エージェントをフル活用する
無職だからと気後れする必要はありません。
転職エージェントは無料で利用できます。
仕事をしながら忙しい人が転職活動につかうもの、というイメージがあるかもしれませんがそんなことはありません。
転職エージェントに相談し、貴女にぴったりの仕事をできるだけたくさんピックアップしてもらいましょう。
なかには相性のわるい熱血転職エージェントや、冷たい態度をとる転職エージェントもいるかもしれません。
大丈夫です。転職エージェントはたくさんいます。
あせることなく時間を有効に使い、貴女のことをしっかり考えてくれる転職エージェントをみつけ、転職活動をすすめてください。
誰かの正解で押しつぶされる必要はない いつ辞めたってあなたの自由
次の仕事が決まってなくても、会社をやめても生きていけます。
空白期間はない方がいい、とか、無職期間は面接で不利、など人は勝手なことをいって貴女を足止めします。
でもそれはその人の考えであって、かならずしも貴女がそうしないといけない、というルールではないのです。
一般的にはなにもしていない期間はないほうがいいのかもしれません。
でも本当はいつ辞めたって貴女の自由なんです。
仕事をやめて、自分の時間をしっかり確保するのも大切なこと。
もらえるお金、手当をしっかり確認して、とりっぱぐれることなく仕事をやめてくださいね!