教員になったものの、仕事がキツすぎてやめたいと思っている人に、退職方法と後悔せずに教員をやめる方法をまとめました。
私自身も教員免許をもっていますが、教育実習に行った時に仕事として教員はできないと思いました。
この記事では
- 学校の教師をやめたいと思った時に考えるべきこと
- 教師をやめるためにするべきこと
- 教師を辞めた人の体験談
の3点をお伝えしたいと思います。
教師やめるなんて甘えなのかな、無責任かな、思っている貴女にぜひ読んでいただきたい内容になりました。
教師は理想と現実の差がはげしく、「教師なら当然」というやりがい搾取のような無休無給な環境です。
教師として頑張った果てにどうなるのか、今後の人生よく考えてくださいね。
教師はツラい仕事として知られ始め、やめる人続出
やりがいがあると思っていた、頑張れると思っていた。
夢と理想を胸に教師になったものの、実際の仕事の忙しさに絶望する人は少なくありません。
ですが、昨今SNSで個人が発信するようになり、教師の仕事のツラさが知られるようになってきました。
教員のツラさが噴出 教師のバトン
2021年3月26日に、文科省が質の高い教師を確保するために現場の教員の声を広めようと、教師のバトンプロジェクトを始めました。
#教師のバトン プロジェクト 参加方法🙌
①Twitter公開アカウントをお持ちの方は、#教師のバトン をつけて取組をツイート!
②Twitter公開アカウントをお持ちでない方は、こちらの特設フォームから取組を投稿!
特設フォーム→https://t.co/oBwCnbz3LQ pic.twitter.com/5XYt93LsVV— #教師のバトンプロジェクト【文部科学省】 (@teachers_baton) March 26, 2021
希望ややりがいにあふれたツイートが集まるともくろんだ文科省の意図に反し、Twitterは現役教員の悲痛な叫びであふれ、半ば炎上状態に。
今まで表にでなかった、教員という仕事の問題点、ツラさが生々しく投稿されています。
新卒でも教員をやめる人はいる
若くして他に社会人経験がない人が教員になるのはキツいものがあります。
一般の会社ではありえないほどの業務を一気に任せられるのが教員なんです。
あまりにもしんどいので吐き出させてください。
新卒で小学校教諭になりました。
まだ働き出して1週間ほどですが辞めたいです。いいクラスにしなきゃというプレッシャーや、よく分からないたくさんの仕事で潰されそうです。
毎日泣いています。辛いです。
— ぽちころ新任教師 (@A4B7bBODXSEtWkk) April 10, 2021
本日で教員を退職!
4ヶ月間、期間は短かったけど、私には地獄だった。
まだこんな自分自身のことは認められないけど、今日ぐらいは、今までお疲れ様でした。とアイスでも食べる。お疲れ様!自分!
— ゆん (@rarimatsu04) August 23, 2020
特に女性とって教員は過酷な仕事になっている
教師のバトンで見逃せないのは、特に女性に見逃せないリスクについて投稿している人が多いことです。
#教師のバトン
死産をした同僚。体も心もボロボロ。しばらく休んでほしいというのが人の心。でも管理職が言ったのは「赤ちゃんいないから、育休は使えないよね。産んだ?んだから早く復帰してもらわないといけない。かわりの講師はこない。」”心ない”とはまさにこのこと。怖い職場だと思った。— kaoru (@kaoru13375786) April 10, 2021
教員を育てる教育学部の教授が、自分の娘には、教師にならせたくない。立ちっぱなしで、流産率が高いと言っていた。
学部生の私は、何言ってんだと思っていた。
実際、2回そうなった。#教師のバトン
— さくら (@littlelilywhite) April 10, 2021
ああ、もう疲れた、、、、
夫は相変わらず22時すぎないと帰ってこないし、今日なんて23時すぎるって。
でももうそれも仕方ないと理解できるくらい私の学校も忙しくて。昨日何時に帰った?と担任に聞くと0時です…って。どの学校ももう、こんな状況でしか学校回せないなんて狂ってる。#教師のバトン
— みさわ🤰@働き方を変えたい (@chQDE4IUiGMLKi2) April 9, 2021
#教師のバトン
夫が教員をやめてから1ヶ月。失われていた新婚生活を取り戻している。19時にごはんが食べられる生活、最高。— hoi (@hoi36212896) April 14, 2021
私が生まれた日、父は部活の大会で立ち会えなかった
未就学児の頃、朝起きると両親がいない寂しさで毎日のように泣いていた
中高生の頃、母は教師がいかに大変かを毎日愚痴っていた
勉強は一度も見てもらえなかった子供を育てるのが仕事なのに、子育てはできないのが教師という職業#教師のバトン
— 虚夢 (@7Rhel) April 12, 2021
教員という仕事は、女性にとって家庭と両立は難しい仕事です。
夫となる人が教員だとすると、女性は1人で子育てすること間違いなしで、夫の協力は一切見込めないでしょう。
また教員をしていると子どもを安心して産めないと言う声が一定数あるのも事実です。
過去には、生徒が先生を流産させるという事件もありました。
女性にとって教員という仕事は、体にかかる負担がかなり大きいということは否定できません。
教員をやめて後悔しない働き方をするためにやること
教員をやめたいって本当にもったいないこと?
まず冷静に考えてみてほしいのですが、教員をやめたらもったいないって思っていませんか?
せっかく教員採用試験を突破して、やりがいのある仕事についたのに…、っていきなり教員をやめる決意はできないですよね。
でも、あなた自身はほんとうに教員をやめたらもったいないのか改めて考えてみてほしいのです。
教員の職場は、
- 古い体質の上下関係
- 男女の差(男の先生ややっぱりいいよね、などの保護者の意見)
- モンスターペアレンツ対応
- 親と子ども(生徒)両方の人間関係
- 残業代がでない
- 世間的に当然という長時間労働(早朝から深夜)
- 常に正しくいないといけないプレッシャー
- プライベートがほとんどない(買い物も外出も誰かに見られる)
- 理想の教育ができない
- 休日の部活動対応
- 教職しか経験していないのに進路指導をするジレンマ
- 先輩教員からの無茶振り
ほかにもあなた自身が今感じている教員のつらさがありますよね。
一般的な企業は、
- 休日出勤がある時は手当がある
- 残業代は払われる
のが当然です。
労働基準監督署の監視は年々厳しくなっているおり、社員の労働環境は守られています。
最近はブラック企業への批判が強く、残業代を払わない・休日出勤が当たり前、という会社はほとんどないのが現実。
一般の民間企業で働いている人が当然に得られる権利がなく、引き換えにえられるものはあなたの将来に本当に必要なものなんでしょうか。
教員をやめてもったいないのは福利厚生とボーナス
心理的な面と別に、教員の給与は安定しているところが魅力的。
そして教員だけにあるメリットが
- 赴任地域によって地域手当がある
- 公立学校共済組合が充実している
- 教職調整額(一般企業でいう残業代)
そしてボーナスも約2ヶ月分ほどあり、安定しています。
さらに教員は社会的信用が高く、ローンが通りやすく貸付金額も多くなるというメリットがあります。
とくに公共学校共済組合の内容は、一般企業の健康保険・福利厚生よりも充実した内容です。
教員をやめてもったいないとしたら、この福利厚生の面でしょう。
教員のどの面をもってもったいないとするか
教員という仕事は、給与・福利厚生の面では充実しています。
年金、退職金、再雇用の面からしても、一般企業ではえられないほどの安定感です。
将来老後のお金を心配せずにすむこと、安定雇用を最重要視するならば、教員をやめることはもったいないと言えます。
逆に自分の時間をほぼすべて教員という仕事に投げ打ち、人生の他の選択肢・家庭の幸せを追い求めることができないことをもったいないとするなら、教員をやめても後悔することはないでしょう。
教員は激務ではありますが、待遇や社会的信用の面だけでみるとメリットはあります。
今後教員以外の仕事の選択肢をすてて安定をとるかどうかが、教員をやめて後悔するかどうかのポイントです。
何をもって「もったいない」と感じるか、自分自身でよく突き詰めてみることをおすすめします。
ここがツラい!教員をやめる理由
教員を続ける理由は人それぞれですが、やめる理由はだいたい同じです。
教員をやめる!という決断にいたる理由は1つではなく、理由が増えていって自分の許容範囲を超えたときに退職に至ります。
教員をやめる理由の多くは
- プライベートゼロの長時間労働
- 子どもと向き合う時間が減るほどの雑務
- 保護者対応や教員同士の人間関係
という仕事内容が多くの理由としてあがります。
特に公立の学校で、子どもと向き合うことができなくて教員という仕事に絶望する人が多いです。
教員になろうと思った人は、夢や希望、使命感をもって教職を目指した人がほとんど。
ですが実際に働くとなると、文字通り身を粉にしているものの、やりたかった理想とは程遠いところで身を粉にしている現実に疲弊してしまうんですよね。
夢や理想を打ち砕かれ、身も心も疲弊させられていくことが、教員という仕事をやめていく理由です。
教員は体制が古く、以外とセクハラやパワハラで悩む人も多いです。
教員だけしているとわからないものですが、転職してみて働きやすくなってびっくりした、と戸惑ってしまう人も少なくありません。
一般的な企業は、お客様とこじれたとしても上司や専門の部署など、会社として対応する体制が整っていることにびっくりする人もいますが、普通ですからね。
教員は教えること以外に雑務をするのも当然だと思っているかもしれませんが、一般的にはきちんと分業されているんです。
やめる前に なぜ教員をやめたいのか冷静に整理しよう
今まで書いてきた教員のつらさやデメリットに「わかる…!」「あるある!」と共感を得られて安心したのなら、まだ教員をやめないほうがいいかもしれません。
なぜなら教員をやめるほどのツラさがあなたの中に溜まっていないからです。
女性は突発的にやめる!と思うよりは、小さなことが積み重なって我慢の限界を超えた時に「やめたい」という気持ちに至ることが多いです。
それまでは仕事の愚痴を吐き出したり、あるあるを見たりで日々仕事をこなしていけます。
とうとうもう嫌だ教員やめたい!となった時、あらためて教員をやめる理由を考えてみてください。
- 教員という仕事は好きだが、勤務実態がツラすぎてやめたい
- もう教員という仕事自体が嫌になったからやめたい
- 自分の生活、家族を大切にするためにやめたい
など、なんのために教員をやめるのか、はっきりさせておきましょう。
やめる理由がはっきりすれば
- 勤務条件が整った学校(私立)を探して教員を続ける
- 民間企業で仕事を探す
のどちらに舵をきればいいのかがわかってきます。
自分らしく後悔のないライフスタイルをおくるために、教員をやめる理由を自分なりにはっきりさせておいてくださいね。
教員をやめると決意したらすべきこと
実際に教員をやめる前にここでしっかりとやるべきことをやることで、やめた後の後悔をしないですみます。
つらい時だからこそ、やってみてくださいね。
教員をやめて叶えたいライフスタイルをはっきりさせる
いやなことやつらいことがある時って、どんなふうになったら気が晴れるのかすらよくわからなくなくなります。
でも「いや」とか「やめたい」という気持ちがあるから、本当になりたい自分や理想のライフスタイルがあるんだとわかるんですよね。
教員でいやだったこと、つらかったこと、やめたい理由から、どんな職場でどんな生活を送るのが理想なのか考えてみてください。
- 家庭を大切にできる働き方をしたい
- やりがいのある仕事をしたい
- 時間の自由がきく仕事をしたい
女性にとって、仕事はどんな人生を送るかに直接関係しています。
どんな生き方をしたいのか、どんな生き方なら自分らしくいられるのか、自分なりに考えてみてくださいね。
教員をやめて叶えたいライフスタイルに必要な職場環境を知る
理想の生活、ライフスタイルがわかってきたら、それを実現するためにはどんな仕事で、どんな勤務条件だったらよいのか具体的にしてみてください。
- 家からの距離は?
- 住みたい街は?
- できる仕事はどんなことか
- どんな仕事なら無理なくできそうか
- はずせない福利厚生は何か
など、理想のライフスタイルを実現できる勤務条件を書き出してみましょう。
できるだけ具体的に条件項目をだしてください。
先生をしていると自分の理想をないがしろにするクセがついています。
こんなのはワガママだ、夢を見ていてじゃいけない、などと思わずに理想を書き出してみてくださいね。
書いてみると実際はそうでもないな?と思ったり、これは外せない!と気が付いたり、どんどん頭の中がクリアになります。
こんなの贅沢いいすぎかな、現実的じゃないかな、なんて考えないで思うがままに書き出して頭をスッキリさせてください。
年度途中で教員をやめるのは非常識?
- 年度途中での退職もOKだけどデメリットもある
- 年度途中の退職と年度末退職の違い
- 年度途中でどうしても教員をやめたくなったら休職がベター
3点にわけて解説していきますね。
教員を年度途中で退職できるがデメリットもある
結論、教員を年度途中でやめることはできます。
予備校とは違い、公立学校の教員は「替えが効く」のです。
「わたしがやめたら、大変なことになる…」と思っている人もいるかもしれませんが、現実問題、退職者がでたら補充要員をおくだけ。
あなたが教員をやめることで学校がまわらなくなることはありません。
やめることによって周りの人に影響がいくのは、年度末も年度途中も変わりありません。
教員という仕事は、公僕として滅私奉公し職務に尽くすことが良し!とされているため、非常識だ!とか責任感に欠ける!など、退職の決断をした本人をせめるだけで、職場環境が改善されてこなかった仕事です。
周りに影響があるから…と退職をやめたり、考えすぎたりする必要なありません。
本当にツラすぎて学校に出勤できない場合は、年度途中であろうと退職することをおすすめします。
とはいえ、教員は年度途中に退職はしないここしたことはありません。
教員が年度途中に退職すると、円満退職とはならないことが最大のデメリット。
- 円満退職は無理
- 今後講師などで教職に再就職することはできない
- 身内に教員がいる場合、影響がでる可能性がある
教員の世界は狭いため、円満退職できないと後々影響が出る可能性があります。
病気や育児など、やむを得ない理由での退職でなければ、できれば円満退職をめざすことが個人的にはおすすめ。
教員をやめるなら、できれば年度末である3月末での退職がのぞましいです。
民間企業は「2週間前までに退職の意思表示をすれば2週間後に退職となる」という法律がありますが、公務員同様、教員はこれにあてはまりません。
かならず管理職や教育委員会などを通す手続きがあります。
ですが、昨今は教員の退職も増えており年度途中で退職する人も少なくありません。
教員の年度途中の退職と年度末退職の違い
学校教員も一般企業同様、4月から3月を事業年度1年としているため、3月末での退職が望ましいです。
退職を伝える時期 | 説明 |
〜夏休み前 | 迷惑をかけづらい 夏休み中に引継ぎ資料を作成できる 夏休み中に補充要員が確保できる可能性がある 授業や行事も、2学期から切り替えが可能になるため年度途中の退職が可能になるかも。 |
〜9月 | 年度末で退職するベストタイミング 教員採用試験の合格発表はおもに10月なので、新年度の教員配置に勘案できる。 |
10月〜1月 | 年度末退職のリミット。 12月〜1月にある人事調書に退職の意向を伝えればOK。 |
2月〜3月 | 年度途中退職となる。 2月、3月には新年度の教員配置が決まっていることが多いため、教育委員会が大変。 1年の大半を担任として過ごしていれば、卒業式出席しないことに後ろめたさがあるかも。 |
年度途中でも、夏休みを境に退職するのであれば、引継ぎもしやすく迷惑もかけづらいです。
もし4月に配属された学校で、教員という仕事をもうやめたい!と思ったらなるべく早く退職を伝えたほうがいいですね。
年度末である3月末にやめたい、としたら、退職を申し出るリミットは10月ごろ。
人事調書に退職したいということを書き、管理職に提出することで退職手続きがスタートするのが一般的な退職の流れです。
年度途中で教員をどうしてもやめたくなったら休職がベター
教員はモラルや倫理感も求められるため、年度途中で教員をやめることはどうしても躊躇われる場合、休職することをおすすめします。
自治体によって詳細は変わるかもしれませんが、病気休暇、休職の概要は以下の通りです。
- 負傷または疾病で療養する必要があり、やむを得ないと認められる場合に取得できる
- 医師の診断書が必要
- 給与は平時と変わらず支給される
- 期間は6ヶ月
- 全額ではなくとも、ある程度支給がある
- 病気の場合は医師の診断書が必要
- 休職期間に給与が無給になる場合がある
- 無給になった場合は、組合から傷病手当金が支給される
教員は、一般企業の傷病手当より手厚いのが特徴。
最大3年間は、なんらかの支給をもらって休暇をとることができる可能性が高いです。
教員の退職の流れは、病気休暇→休職→退職となることも少なくありません。
- いきなり退職はちょっと…
- 退職してすぐ働く自信がない
- 教職で疲れ切ってしまい、少し休みたい
という人はまず病気休暇を利用してみてください。
うつ病だけでなく、適応障害など「仕事ができない」という診断書を医師にもらう手間はありますが、金銭面から、退職前に検討することをおすすめします。
できることは限られますが、急に退職して無給になるよりは休職することをおすすめします。
教員をやめるともったいない、といわれる手厚い部分ですので、うまく利用することも考えてください。
教員退職の流れ
教員退職の流れは以下の通りです。
一番後腐れのない、スケジュールですので、参考にしてみてください。
秋(9月〜10月) | 退職を伝える 人事調書(個人調書)を提出するタイミングで退職の意思を伝える 自治体によってタイミングは違いますが、来年の意向を確認する人事面談や個人面談で伝えるのがベスト。 |
年末〜冬休み | 引継ぎ資料の作成 退職意向の確認面談などと並行して引継ぎ資料を作成。はやめに作り始めるのが吉。 |
冬休み | 再就職の情報収集 別の仕事は在職中から探し始めてください。 |
3学期 | 退職書類の提出 事務課から退職届、保険関連、退職金関連の書類を渡されるので記入して提出。退職届はフォーマットが決まっているので、ここで貰えるまで待ちましょう。 |
3月下旬 | 退職辞令をもらう 退職の辞令交付式に出て、うやうやしく辞令をいただきます…。 定年退職の人が大半の中、辞令をもらうのはちょっと…と言う場合は郵送してもらうことも可。 |
教員やめたい人におすすめの転職先
教員をやめたとしても、転職先って実は結構あります。
年度途中での退職がしづらい教員は、「やめたい」と少しでも思った時点で、とりあえず転職サイトの登録やキャリアカウンセリングを受けて退職の意思を固めていくのが賢い方法です。
教員をやめてもこんな仕事があるんだ、と分かれば教員を退職するかどうかも決められます。
民間企業は教員よりもっと厳しいのでは…?と退職を戸惑っている人に、こんな働き方があるよ、という未来像の一つとして参考にしてもらえればと思います。
教員という経験を生かして民間企業への転職する場合
教員という経験をいかして民間企業へ転職する場合、
- 大手塾、予備校
- 資格スクール、
- 参考書、問題集作成などに携わる出版社
- 日本語教師
といった転職先が考えられます。
大手塾、予備校や資格取得スクールは、教えることが好きな人であれば狙い目です。
学校より生徒との距離が縮めやすく、生徒の目標を叶えるために働くことができます。
また民間の大手塾や予備校だと、教員という仕事以外の部署ももちろんあるのがメリットの1つ。
広報部や総務、経理などの仕事もあるので、適正によっては部署移動が可能。
デメリットとしては、夜間の勤務が増えること。
昼夜逆転の生活になりやすいことが、予備校講師や大手塾、資格スクールのデメリットです。
日本語教師も人気ですが、就職先が少ないのがデメリットですね。
教員経験をいかさずに民間企業を選ぶ
民間企業であれば、昼夜逆転生活になることもなく、いろいろな仕事を探すことができます。
教員とは全然違う仕事だと学ぶことも多いし、教員だった自分とは別の自分になれます。
オフィスワークをしながら資格をとり、ビジネスパーソンとしてキャリアアップしていくのも手です。
女性ならではの問題ですが、職場を選べば、教員よりも結婚、出産はしやすい環境が手に入ります。
民間企業は大変なんじゃ…と思われるかもしれませんが、昨今は労働基準監督署の取締りが厳しいのでブラックな企業はあまりありません。
もちろん転職する時にきちんと選ぶ必要がありますが、女性の働き方をバックアップする企業も増えてきているので、安心して子育てができる環境が整っている企業もあります。
ただデメリットとして、20代から30代前半でないと転職は難しいです。
特に女性アラサー付近の女性だと、子どもを産んですぐ産休をとるかもしれない、と思われがちで、30をすぎるとグッと民間企業への正社員転職は難しくなります。
教員をやめて民間企業へ転職したい場合は、早めに決断することをおすすめします。
安定感でいうと、民間企業の仕事はIT化やAIによる自動化が進むから先が暗いのかな?と思うかもしれませんが、現実はまだまだ紙が主流です。
学校の現場の方が、IT化や効率化は遅れていることの少なくないので、民間企業への転職も検討してみてください。
自宅教室で好きなことを教える先生になる
公文の先生や、幼児用英会話教室の先生、または趣味のクラフトワークの教室を自宅で開くという方法もあります。
先生という経験も生かすことができますし、予備校講師のように昼夜逆転生活になることもありません。
これからの時代を見越すなら、WEBデザイナーなどWEB系のスキルを身につけることもオススメです。
自分の仕事にもできますし、経験をつめば人に教えることもできます。
WEB系は覚えて損はないですし、これからの仕事にも生きるスキルなので、興味があればぜひ体験してみてください。
教員やめたいと思ったら慎重に動き出すべし 転職は計画的に
ただやめたいと言ってすぐやめられないのが教員。
ほんとうにやめるのが大変ですよね。
担任をもっていたら、学期末まではやりきらないと…という空気もあります。
そして教員を続けながら転職活動は、とても不可能。
というか教員は他の仕事をしてはいけないルールですよね。
やめると決めても人にいうのは慎重に、そして転職活動するのは教員をやめてからになります。
教員であるうちにキャリアカウンセリング をうける
もう教員をやめたい、でもこれからどんな仕事をしていいかわからない…という方は、プロのキャリアカウンセリングをうけることをおすすめします。
日本でもキャリアカウンセリングを提供する企業がでてきました。
教員をやめる前に、キャリアカウンセリングに行ってみませんか?
教員を辞める前にキャリアカウンセリングをうければ、やめて後悔することもありません。
ご自身がキャリアカウンセリングを受けてみることで、子どもたちに伝える内容を知ることもできます。
ポジウィルキャリアは
「どう生きたいか」でキャリアを決める、がモットー。
- 強みやこれからどう生きていけばいいのか漠然と不安がある
- やりたいことが分からなくて、転職に踏み切れない
- 「自分はこのままでいいのか?」と悩む人が利用している
という問いに自分で揺るぎない答えを出せるようになるキャリアトレーニングを提供しています。
教員の待遇や世間体の良さを優先すべきなのか、ツラくても教員という仕事にやりがいをもっているのか、自分でわからなくなっている時は、ポジウィルキャリアのキャリアトレーニングを受けてみてください。
初回の45分、無料でZOOM相談
転職活動は教員をやめてから行う
それでも他人の子どもの教育に関わりたいですか?
教員になる人はやさしくて我慢強く、自分の言いたいことをこらえて「なすべきこと」を優先して対応できる人。
だからこそ保護者、生徒である子ども、上司にあたる教員、教頭、校長、それぞれから言いたい放題言われて押しつぶされてしまいます。
メンタルを病んでしまう先生は少なくありません。
やりがいがあれば、あなた自身はボロボロになっても構わないとお思いの人は、そもそも「やめたい」とは感じません。
あなたはご自身のメンタルや家族、健康を引き換えにしても、教員という仕事をやめるのはもったいないですか?
教員をやめて新しい人生を求めて転職するなら、社会全体で人手不足な今転職するべきです。
でも教員をやめてからの転職活動で大丈夫かな、早くしないと見つからないかも、無職が長いのはつらい、と思うかもしませんが、焦らないでくださいね。
教員をきっぱりやめて、少し休んでからでも大丈夫です。
教員はそれくらい大変な仕事、無理してすぐ働こうとしないでくださいね。
ちょっと落ち着いてからで大丈夫なので、理想の生活ができる仕事を手にいれるために、とにかく計画的に行動してください。
それからすべきことは
- 資格をとる
- 転職サイトで情報収集する
- 転職エージェントで実際に求人を紹介してもらう
という3ステップで教員をやめる準備をしてくださいね。
教員をやめてから転職完了までにだいたい3ヶ月はみておけば十分です。
転職方法の詳細は以下の記事で今すぐチェックしてくださいね。