今でこそ転職して人事部のお仕事をしていますが、中途採用の女性って放置されやすいんですよね。
あたらしい環境で痛感する、わたし誰とも話ができない・・・。
話しかけても後回しにされる、大事なことも教えてくれない、何をすべきかの指示もない。
周りの同僚は自分の仕事で手一杯で、誰にも助けてもらえそうもない。
女性ひとり、職場に放置されるのはツラいもの。
この記事では、新卒で入社した時や異動、中途採用された時など、上司に放置され職場でひとりぼっちにされた場合の対応についてまとめました。
ブラック経験、人事部勤務のわたしの見解ですが、上司に放置されている状態にいつづけることは自分を追い詰めていくのと同じです。
この記事で、今後の対策をとってくださいね。
放置は有利!
転職したばかりや配属されてまもない時だと、またすぐ転職しようという気にはなれないですよね。
大切なのはどこにいっても仕事に困らないスキルを身につけること。
女性はスキルがないと、実力を評価されづらいのです。
放置はつらいですが、残業まみれで忙しくなる前の有意義な時間とも言えます。
今は自分のために時間を使ってくださいね。
生涯役にたつ資格の勉強転職が有利になる女性がとるべき資格
無能だと思ってる?上司が部下を放置する理由
放置してくる上司って、何考えてるかがまずわかりませんよね。
だって会話してないですからね。
キツく聞こえるかもしれませんが、上司があなたを放置するということは、
- 上司はあなたを必要としていない
- 最初からあなたがいてもいなくても職場は変わらなかった
- 職場のメンバーも誰もあなたを必要としてない
という可能性も高いんです。
まずは部下を放置する上司の真理について確認してみましょう。
部下を放置する上司でやっかいなのは主に3タイプです。
- 忙しすぎてマネジメントできていない上司
- 仕事は自分で探せ、見て覚えろという昔気質
- 部下を無能だと思っていて、かまう気がない
の3つ。
あなたが悪いわけではないので、まず放置系上司の考えを理解してあげましょう。
部下を放置する理由1.自分が忙しすぎて部下に手が回らない
上司がいわゆるプレイングマネージャーである場合に多いケースです。
マネジメントにプラスして上司自身も業務の成果を求められるプレイングマネージャーの場合、忙しすぎて手がまわらず放置になっているんです。
時間管理、マネジメントができていないため、本当は上司失格タイプですが、中間管理職として頑張っていると評価されていることも多いです。
新人に仕事教えなきゃ、あれ言わなきゃ、部下の相談に乗らなきゃ、とは思っているだけ。
本当は、自分の仕事の成果を優先しているタイプが多いです。
忙しすぎてまったく部下にかまう時間がないこのタイプが部下に気がつくのは、部下がなにかミスをした時です。
あなたが何かミスをした時に、やっとあなたが自分の部下であり、あなたのミスが自分の評価に影響すると気がつきます。
上司がいつもバタバタ忙しそうで、声もかけられない、声をかけるのに気がひける状態で、仕事も教えられずに放置されている中、自分なりに考えて試して仕事をして、ちょっとミスしてしまうのも仕方のない状況。
にも関わらず、忙しすぎて部下を放置する上司は
- なぜ勝手なことをした
- なぜ聞かなかった
- ミスのせいで仕事が増えた
とうんざりした顔であなたのことを責めます。
部下である貴女としては「もっと早く相談したかったし、聞きたかった…」と悲しくなる瞬間。
部下を放置する理由2. 仕事は自分で探せ、見て覚えろタイプ
古くから会社にいて自力で出世してきたタイプに多いです。
- 教えてもらったことなんてない
- 自分から上司や先輩に喰らいついて行って覚えるべき
- 人の仕事を見て覚えるのが社会人
という思考回路です。
だから部下に仕事を教えようなんざこれっぽっちも思っていません。
このくらい分かるだろう、とか、分からなければ自分で工夫するだろう、と考えているので、確信的に部下を放置しています。
私の経験からすると、自分のコミュ力不足で部下を放置しているだけのくせに都合のいいこと言ってんじゃねぇと思うのですが、コミュ障タイプなため図星を突かれるとスネるので厄介です。
このタイプは人を試すところがあるので、完全に放置するというよりは仕事だけどんどん振って、やり方は教えないというパターンが多いです。
令和2年で40代50代であれば、男性でも女性でもありえるタイプです。
考え方が古くバブル体質なので、休日のゴルフや仕事後の飲み会で仕事は教わるもの、と考えている人もおり、職場では放置されてしまうということになるんです。
非常にやっかい。
部下を放置する理由3.部下を無能だと思っていて、かまう気がない
なにか人間関係がこじれることがあり、部下を放置するようになったタイプ、または最初から気に入らない部下は無能だと判断しているタイプです。
自分は上司であり上の立場である、というのを良いことに
- あいつ(部下)はバカだから放っておこう
- 勝手にミスしたら評価を下げてやめさせよう
と考えていることも珍しくありません。
見捨てられた、とも言える放置をするのがこのタイプです。
無視に発展することも少なくありません。
放置されている時にやってはいけないこと
仕事をフラれなくてヒマ、上司に放置されてて職場でいどころがない、という悩みに対してよく聞かれるアドバイスが
というもの。
私もそう思っていた時期がありました…。
でもね、ブラック体験した時にわかったんですこのアドバイスはクソだって。
会社で一番職権のない部下という立場で、独断で仕事をするということは危険なだけです。
例えば資料、手順書を読む→本当に見ていい書類?なんで人の書類勝手に見たの?
1人で営業に出て、契約をとってくる→誰がそんな条件で契約していいと言った?その顧客はブラックリストだ!
キャビネットや倉庫の片付け→なくなったら貴女のせい。
というように墓穴を掘ることにしかならないんです。
放置されているからといって、絶対に自分の判断で仕事をしてはいけません。
貴女が損をします。
でも、そんなことで人生の時間を潰すのは勿体無さすぎませんか…?
絶対逃げ出すべき 上司の放置がパワハラとなる場合
そう思えるメンタルならいいのですが、放置されてただ時間を潰してる、一人きりで残される、周りの人は忙しそうなのに…とツラくなるのが普通です。
あれ?わたし無視されてる?と勘違いしたくなることもあるんじゃないでしょうか。
自由に好きなように仕事をさせてくれるってことだから、わたしが頑張れば良いって思い込もうとしてませんか?
放置と放任は違います。
こんなふうに放置される場合だけは、絶対に我慢してはいけません。
- 必要な社内情報にアクセスする権限をくれない
- 報告を無視する(報告メールを消してなかったことにする)
- 確認を取りつつ仕事をしたのに、ミスの責任を全部なすりつけられる
- あなたの仕事ぶりに一向に興味を示さない
- もう放置というより無視、1週間会話がない
これは立派なパワハラです。
指示がなく仕事を与えられない、ということもパワハラです。
会社から部下や仕事のマネジメントを任されているのに、職務を行なっていないとの同じです。
そして、会社自体がそんな上司を咎めることなく、部下を放置するような人を管理職にし続けているわけです。
上司に放置されている時にされる一般的なアドバイス
それを間に受けて社内で自分の立場を見つけようと
- 自分から飲み会に参加して率先してお酌をしたり
- したくもないのに上司の趣味にあわせてゴルフに参加したり
- 社内サークルで休日をつぶしたり
自分のやりたいことを我慢し、無理をしてこんなことをしている人はいませんか?
こういう努力が苦痛にならないならやればいいんです。
もちろん自分でなんとかできる人もいます。
ですがみんなそうとは限りません。
また、ここまでしないと仕事をさせてもらえない、という職場は異常です。
努力して人間関係を改善して放置する上司から、信頼を得たとして、貴女はやっとその社内で普通に仕事ができるようになるだけなんですから。
上司に放置されてつらくて退職は待って!在職中にすべきこと
会社という組織を、中途採用のあなたが変えることは難しいですよね。
そしてすぐやめる、というのも現実的な選択ではありません。
給料が支払われ、社会保険も維持できている以上、会社にい続ける価値はあります。
上司に放置されているから退職、は間違いない選択ですが、きちんと準備をしてから退職が正解です。
上司に放置され、職場ですることがない時にすべきことは
- 社内の福利厚生で取れる資格をとる(おすすめの資格はこちら)
- 転職サイトで情報収集する
- 第3者(エージェント)から客観的な意見を聞く
この3つです。
職場をしっかり利用し、次につなげる準備を進めてください。
放置する上司と縁を切りやりがいのある仕事を見つける方法
指示をくれない、忙しくて放置する、という上司と縁をきり、やりがいのある仕事に転職する方法をお伝えします。
転職活動は、今の会社にい続けるべきかを知るためにするものだと考えてください。
上司に放置されて時間がある時はチャンスです。
順序として
- 転職サイトに登録して情報収集する
- 転職エージェントに相談に行ってみる
の2ステップ。
放置されている間に転職サイトで情報収集する
有名どころのリクナビNEXTだと、登録するとすぐ
- スキル、職歴にあった会社からのオファー
- 転職エージェントからオファー
の2つがきます。
転職エージェントは、求職者のスキル・経験をみてオファーしてきます。
オファーしてくる転職エージェントは、転職サイトを通してしか登録を受け付けてない転職エージェントなので利用価値は大。
あなたが希望する職種専門の転職エージェントの可能性もあり、リクナビNEXTを通してしか登録できません。
もしリクナビNEXTに登録して、2〜3日の間になんのオファーもなければ転職しないほうが良いと言えます。
放置されている間に転職エージェントに相談に行ってみる
転職エージェントを利用すると、もっと細かく転職について調べることができます。
- 今求人は活況か
- 今のスキル・経験で転職できるか
- 今の会社と同等の給与で転職できるか
- 今の会社の福利厚生、待遇は他と比べて悪いか
といったことを知ることができます。
転職エージェントは仕事をやめてから行くよりも、在職中に利用するほうが良いです。
仕事があり生活費の心配のない状態で相談にいったほうが、冷静になれるから。
上司が放置する、仕事を教えてくれない、という職場で頑張るべきかどうかを知るために、相談に行ってみてください。
そして転職エージェントはあなたの属性にあったところに行かないと、判断材料となる情報が手に入りません。
次で転職エージェントをご紹介するので、あなたにあったところに相談に行ってみてください。
あなたが20代の場合
まずあなたが20代なら、20代専門の転職エージェントを利用してください。
20代は転職市場ではひっぱりだこ。
20代というだけで多少強引にでも転職できてしまうので、求人の吟味は必須です。
また、ポテンシャルと持っているスキルの兼ね合いで、転職できる企業も変わってきます。
特に女性は何度も転職するより、安心して働ける職場を見定めて転職したいもの。
新卒、20代、一般転職、と利用者の属性ごとにサービスを分けているマイナビなら、20代の転職もよくわかっています。
あなたが30代の場合
あなたが30代なら、相談にいく転職エージェントは案件をたくさん持っているところがベストです。
リクルートエージェントは様々な転職案件、実績が豊富なので、あなたの今の給与・福利厚生が一般的にどうなのか客観的に判断することができます。
非公開案件も含めて、リクルートエージェントであなたの希望にかなう会社をたくさん紹介してもらってください。
今よりいい条件で働けるところがあるなら転職、なければ今の職場でのんびり働けばいいのです。