ハタラクティブとパソナキャリア、私はどっちを使うべきなの?とお考えの方、両者の明確な違いをご存知でしょうか。
転職エージェントは複数使うのが昨今の常識ですが、合わせて使う転職エージェントの違いを知っていないと効果は半減。
できればより女の転職に強い、というか個人の悩みをしっかり汲み取ってくれる転職エージェントを選びたいですよね。
そこで転職経験アリ、ブラック企業をへて現職で役員サポート事務(秘書)をしている私の視点でハタラクティブとパソナキャリアを徹底的に比較してみました。
社内会議で報告できるレベルでまとめましたので、ぜひ転職エージェント選びの参考にしてください。
ハタラクティブとパソナキャリアを一覧で比較
ウズキャリとハタラクティブのサービスをまず一覧にして比較してみました。
ハタラクティブ | パソナキャリア | |
運営会社 | レバレジーズ株式会社 | 株式会社パソナ |
運営会社の資本金 | 5,000万円 | 50億 |
会社設立 | 2005年4月 | 36,303件 |
取扱求人について | 常時2,300件の求人 | 全体の80% (合計で常時40,000件) |
就職内定率 | 80% | 特集ページのみ |
キャリア面談対応時間 | 平日 10:00〜21:00 ※土日、祝日は不定期実施 | 平日 10:00〜21:00 土曜 10:00〜18:00 |
電話面談 | 可 | 可 |
取扱の多い業界 | IT、営業 | IT・WEB |
カウンセリング場所 | 東京4箇所 計9箇所 | 東京(2箇所)・大阪・名古屋・静岡・広島・福岡 7カ所 |
サポートの特徴 |
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公式HP | https://www.randstad.co.jp/ | https://www.pasonacareer.jp/ |
※2019年6月時点 公式HPの表記に基づく比較表です。
どちらも無料 ハタラクティブとパソナキャリアの利用料金
ハタラクティブもパソナキャリア、どちらも利用は完全に無料。
ハタラクティブ | 無料 |
パソナキャリア | 無料 |
無料ってちょっとアヤシイですよね。
ハタラクティブやパソナキャリアのサービスを無料で利用できるのは理由があって、どちらも企業から採用を任されているからなんです。委託ってやつですね。
つまり、いい人を紹介すると企業から報酬がもらえるんです。
企業がお金を払ってでも採用を他社に依頼する理由があります。
- 会社の事業に集中する
- コネ採用をさける
- 第三者に公平な目で人を選んでほしい
お金をかけてでも採用を他社に依頼するということは、会社の事業が好調であり資金に余裕があるという証拠でもあります。
ハタラクティブとパソナキャリアの利用者の違い
ハタラクティブ |
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パソナキャリア |
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ハタラクティブは20代で社会人経験がない、または浅い人に絞ったサービスです。
パソナキャリアでも20代で第二新卒、社会人経験が浅い人の転職も扱っていますが、利用者層が広い分、いい求人をスキルや経験がある人と取り合うことになってしまいます。
ハタラクティブとパソナキャリアのサポート内容対決
ハタラクティブとパソナキャリアの就職・転職サポートの内容を比べてみました。
転職サポートの流れを比較
担当者のサポート体制が大きな違いです。
ハタラクティブ | マイナビエージェント |
①登録 | ①サービス申込 |
②カウンセリング | ②キャリア面談 |
③面接対策 | ③求人紹介 |
④面接 | ④応募(推薦状あり) |
⑤内定獲得 | ⑤面接(企業側からのフィードバックあり) |
⑥入社 | ⑥内定 |
⑦アフターフォロー 給与交渉・退職交渉 | ⑦アフターフォロー 給与交渉・退職交渉 |
どちらも1人に対して1人の担当者がついて徹底的にサポートしてくれます。
ハタラクティブとパソナキャリアのオフィス対決
ハタラクティブとパソナキャリアの相談できる場所を比較してみました。
東京のカウンセリング場所はハタラクティブの方が多い
東京の面談場所を比較してみました。
ハタラクティブ | パソナキャリア |
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東京のカウンセリング場所はハタラクティブは4箇所あります。
対してパソナキャリアは東京駅付近に2箇所です。
貴女が行きやすい場所を選ぶことができるのはハタラクティブですね。
大阪のカウンセリング場所
ハタラクティブ | パソナキャリア |
大阪支店のみ (北区鶴野町) | 大阪支店のみ (中央区道修町) |
大阪支店はハタラクティブもパソナキャリアも1店舗のみです。
JR大阪駅に近いのはハタラクティブ。
関西圏で求人を探している場合は、ハタラクティブもパソナキャリアもこの店舗まで行かないといけません。
行きやすい方を使う方がいいですね。
地方のオフィス数はパソナキャリア
対応エリアと拠点数をハタラクティブとパソナキャリアで比較すると、地方で就職・転職活動するならパソナキャリアを使った方がいいことが明確になりました。
ハタラクティブとパソナキャリアの東京・大阪を除いたカウンセリングができる場所は以下の通りです。
ハタラクティブ | パソナキャリア |
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パソナキャリアは静岡や広島にもカウンセリングができるオフィスがあります。
地方転職はパソナキャリアのほうが相談に行きやすいですね。
ハタラクティブとパソナキャリアを実績で比較
ハタラクティブとパソナキャリアの就職・転職実績を調べてみました。
転職実績の高い業界
ハタラクティブ | パソナキャリア | |
1位 | IT・通信 | ソフトフェア・通信 |
2位 | メーカー | インターネット全般 |
3位 | 建築・不動産 | 電気・電子・半導体 |
どちらもIT関連企業への実績が1位です。
ハタラクティブやパソナキャリアがIT業界に強いというよりも、今社会全体で勢いがある業界がIT・Web関連の業界であることがあらわれているだけです。
林業や漁業に強い転職エージェントがないのと同じことです。
転職実績の高い職種
ハタラクティブ | パソナキャリア | |
1位 | IT・通信 | 営業 |
2位 | メーカー | エンジニア |
3位 | 建築・不動産 | ものづくりエンジニア |
4位 | 事務職 | 管理部門 |
ハタラクティブとパソナキャリア、特徴のある実績は?
ハタラクティブ | パソナキャリア |
内定率 | 年収UP率 |
80% | 67.1% |
ハタラクティブは社会人経験がない、または浅い人を対象とした転職サービスなので就職内定率の高さを実績として強く押し出しています。
対してパソナキャリアの強みとなる実績は年収アップ率。
パソナキャリア
まず正社員で就職が目標ならハタラクティブ
結局どっち!?ハタラクティブとパソナキャリアの使い分けケース
結局どっちを使えばいいの!?と比較するほど混乱すること、ありますよね。
タイプ別にどっちを使うべきか、アンサーを出してみました。
今までの自分にほんとに自身がない…という人はハタラクティブ
ハタラクティブは中卒から利用OKの転職エージェント。
社会人未経験の人や、これまで働いた実績がない人にもやさしい転職エージェントです。
都内だとカウンセリング場所もたくさんあって、自信がなくても行きやすい場所にある可能性があります。
自信がない時って、わざわざ遠くのオフィスまで出向くのツラいですよね。
名古屋や福岡、地方で働きたいという人はパソナキャリア
名古屋や福岡、あと埼玉や神奈川など地方都市で仕事を探すという人はパソナキャリアを選ぶべきです。
親のそばにいたい、とか地元で暮らしたいという希望にかなう求人や転職サポートはパソナキャリアのほうが強いです。
静岡や広島にもキャリアカウンセリングの場所があるので、対面でサポートを受けられる確率が高いです。
電話やスカイプでサポートができると言われても、やっぱり実店舗が行ける距離にあるというのは心強いですからね。
20代で第二新卒ならハタラクティブとパソナキャリア両方
もし正社員の社会人経験が3年ほどある20代なら、ハタラクティブとパソナキャリアの両方使ってみるのもオススメ。
- 新しい業種にチャレンジする
- 今までの経験を生かして年収UPを狙う
両方試してみることができるから。
女の人生は、20代前半でも結婚はどうする?とか彼氏いるの?とか、自分1人では予定できないことを聞かれます。
だからこそ転職エージェントにいろいろな求人、パターンを紹介してもらうべきなんです。
両方使うのはむしろ賢い方法でしょう。
まとめ
どちらが貴女の転職スタイルに合うか、判断はつきましたでしょうか。
- 利用者層が広いのはパソナキャリア
- 社会人経験がないならハタラクティブ
- 地方で就職、転職したいならパソナキャリア
実際に社会人として働いている私の意見ですが、
- 20代で第二新卒ならハタラクティブとパソナキャリア両方使う
- 20代で既卒、フリーターならハタラクティブ
という使い分けがベストかな、という感じです。
もちろん、両方登録してみて比べてみて損はないですし、担当者との相性など会って貴女自身が実際に比較するのが1番確実です。